Evoonマルチボディバッグを実際に使ってみた

Evoonから小ぶりなバッグである「マルチボディバッグ」が登場した。この他にも「マルチスマホポーチ」や「ショルダーバッグmini」といった商品を展開しているが、ボディバックというジャンルでは初登場になるのではないだろうか。実際に持ち出して使ってみたので、商品紹介と併せてレビューを行っていきたい。

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MULTI BODYBAG

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洗練された外観

外観はこれまでのEvoonシリーズ同様にシンプルなものになっている。ブランドロゴ「Evoon」が小さくタグ付けされている程度の他には何ら装飾は見られない。ブラックに統一されたデザインで、どのような服装にもマッチして使えそうだ。背後もご覧の通り、マグネット付きのポケットが一つあるだけ。なお、バッグ自体は防水仕様になっているため、急な雨天時でも安心して使える。ただし、防水性能は長期間使用するとどうしても劣化してしまうので、Evoonから販売されている防水スプレー（NEOTECT）も一緒に購入しておき、定期的にメンテナンスするとより安全だ。

キーリングホルダー搭載

デザインは非常にシンプルなものであるが、必要最低限の収納力を備えている。まず外側のポケットはファスナー付きになっており、盗難防止に役立つキーリングホルダーが用意されている。ポケットの大きさは定期入れほどの大きさ・厚みのものが多少の余裕を持って入れられる程度だ。

大容量の収納スペース

続いてメインとなる収納スペースを見てみよう。中にはさらに小分けできるようなポケットは無く、１つの空間としてのみ用意されている。側面にはコムバンドのような付属が見られるが、ペン差しとして利用するのだろう。公式サイトにも具体的な用途は明記されていないので、ペン差しの他にケーブルをまとめておくバンド替わりとしても使えるかもしれない。収納スペースとしては500mlのペットボトルが２本分すっぽり入るくらい。財布やスマホなど、外出するのに最低限必要なものを入れるくらいには十分のスペースがある。ちなみに採用されているファスナーは全てYKK社製であり、耐久度は申し分ない。またファスナーの持ち手は少し太めに加工されており、指で掴みやすくするための工夫がされている点も良い。

背後のポケットはスマホを入れておくためのスペースと考えてよいだろう。あえてファスナーが取り付けられていないので、このバッグでは一番荷物を取り出ししやすいポケットになる。体と密着する部分でもあるため、セキュリティ的にも少し安心できる。マグネットの締まり具合が気になるかもしれないが、強すぎることも弱すぎることもなく適度に調整されているため、不意に開くことは考えにくいと思われる。しかしながら、あくまでもマグネットの一点で留めているので、隙間から荷物がこぼれる可能性があることには注意が必要だ。

高機能のショルダーベルト

ショルダーベルトはよく見られる着脱式のバックルが採用されており、頭を通さなくても背負えるようになっている。また、片方のベルトの根本にはDカンが付属されており、イヤホンなど引っ掛けられるものに使えるだろう。近年はレジ袋が有料化されたことによりエコバッグを持ち歩く人も多いので、そのようなものを引っ掛けておいても良いかもしれない。

ここで私が実際に使っていた荷物とともに使用感をレビューしていこう。ほとんどの場合で荷物として二つ折り財布、キーケース、サングラス、イヤホン、スマホの５点を入れて試使用していたが、バッグ自体が軽量のため取り回しは良かった。また、バッグの型がしっかりしているので、ファスナーの開閉がしやすく荷物も取り出ししやすい。しかし、型は使用期間によって多少のヘタりが考えられるので、要経過観察といったところだろうか

MULTI BODYBAGレビュー

まとめ

重量の軽さは行動の身軽さに

特に便利に感じたのはマグネット式ポケットだ。普段スマホはズボンのポケットに入れることの多い筆者だが、そうするとスマホの重さでズボンのシルエットが崩れてしまうことに悩んでいた。お尻側のポケットに入れることもできるが、座る際には取り出す必要があり、絶妙な不便さがあった。ファスナー付ポケットに入れても良いが、スマホを触るために「ファスナーを開ける」という一手間がかかってしまう。このマグネット式ポケットは簡単に開閉できるため、ズボンのポケットと同様の使い方ができ、実際に外出している際にも非常に便利に感じた。なお写真は筆者（身長/体重：約173㎝/60kg）が身に着けた場合のイメージ。　このボディバッグは、これ一つを持って外出するのも良いが、宿泊を伴う旅行の際にはスーツケースなどの大きな荷物の中にサブバッグとして忍ばせておいて、観光先ではこのボディバッグで歩き回るという使い方にも適している。このボディバッグの身軽さを活かした使い方を考えてみよう。